Act.7 定例勉強会_2016.5.13

【活動報告】

先日、Skype勉強会を行いました。

今回は、今井と河内の発表で、

二人とも勉強会の伝達講習でした。

下記に内容を記載します。

 

〜今井〜

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石井慎一郎先生の『BMT(BioMech Therapy)』についてでした。

転倒の疫学から始まり、転倒の発生と回避メカニズムを中心に

丁寧なスライドでまとめてくれました。

跨ぎ動作の正常パターン、そして、歩行時の頭部や眼球の動きに着眼した点は

とても新鮮でした。

 

後頭下筋群が視覚や前庭覚と関わりを持っており、視覚性の運動(反応)に強い

関与があるとは、、、

まだまだ消化不良です(笑)

 

2025年には高齢化率が30.3%(内閣府調べ)となる日本にとって

“転倒”は切っても切り離せない問題ですね。

まだまだ極めなければいけないテーマの一つです!!

 

〜河内〜

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脇元幸一先生の『Spine Dynamics療法』についてでした。

ヒトが地球上で生活している限り従わなければならない“ルール=重力”を

ベースに姿勢・動作の捉え方や治療展開をまとめました。

今回の伝達講習では、作用・反作用の関係が中心でした。

 

個人的には疼痛(動作/荷重時痛)の原因は、機械的振動エネルギーという考え方は印象的でした。ある動作によって生まれた力(作用力)が身体で吸収できなかったことで、余ったエネルギー(反作用力)が機械的振動エネルギーとなり、大きな音を出す、、、

考え方がシンプルですよね。

(恐らくシンプルの中にはとても複雑な事柄が起きていると思いますが、、、笑)

今回は入門編の伝達講習であったこともあり、概論的な話が中心でした。

考え方の一つとしてぜひ持っておきたいです!!

 

 

以上、簡単な報告まで。

文責:河内浩希

Act.6“予防”活動とは?

こんにちは!

 

理学療法士の佐藤です。 

 

今回は、私自身が興味を持っている

理学療法士“予防”活動について書かせていただきたいと思います。

 

なぜ”予防”が必要?

現代社会は、少子高齢化社会に伴う医療費の増大や労働人口の減少など

様々な問題を抱えています。

こういった現状に対して、”予防”的な介入の重要性が認識されてきています。

例えば、

高齢者が転倒して骨折をした場合、手術費や入院費などを

医療保険から捻出しようとすると、一人当たりかなりの額になってしまいます。

これを転倒”予防”という形で先行投資して

転倒する高齢者の数を減らすことができれば、

結果的に医療費の増大は抑えることができます。

“病気になってからではなく

 いかに病気にならないか”

を考えていくことが重要な時代です

 

 

様々な”予防”の取り組み

学校保健分野での予防

児童・生徒や教職員を対象に健康教育・管理と疾病・障害予防を中心に活動しています。具体的には、乳幼児からの発達と成長、骨・筋の役割と成長、座位・立位姿勢について学校で講義するなどの取り組みが行われています。

 

労働者の健康管理(産業保健)

労働者の健康増進に向けて、腰痛・肩こり予防や体力低下予防などに対して理学療法士が介入しています。腰痛予防では、様々な実践介入研究からバイオメカニクス的評価を用いた研究まで数多くの報告を基に指導しています。

 

女性の健康増進(ウィメンズ・ヘルス)

周産期における種々のマイナートラブルと尿失禁・更年期障害に代表される抑うつに対する理学療法が注目されています。骨盤底筋群の強化や運動習慣の定着化、メンタルヘルスについて理学療法により支援することができると考えられています。

 

他にも、

・中高年などを対象にした生活習慣病に対する運動指導

精神疾患メンタルヘルスへの運動指導

・ウィメンズヘルスと呼ばれる女性への健康増進

・ウォーキングロードや運動しやすい街づくりなどの

 行政における取り組み

 

など、様々な分野で理学療法士としての”予防”の活動が取り入れられています。

 

理学療法士の可能性

病院やクリニックでの勤務だけではなく、

理学療法士は様々な働き方があると思います。

理学療法士は飽和状態」と言われていますが、

むしろ必要な時代になってきているではないでしょうか?

 

※参考文献

理学療法ジャーナル

2016年04月号 (通常号) ( Vol.50 No.4)

特集 理学療法からみた「予防」の取り組みと効果

 

文責:佐藤大

Act.5 治療ってなんだろ?

初めまして。

愛知県内の病院に勤務しています理学療法士の今井智規と申します。

 
記事の投稿が5人の中で最後になってしまいましたね笑
近頃、気になっていることについてご紹介したいと思います。
それは、、、、、
タイトルに挙げた「治療」についてです。
 
 
私たち療法士は患者の治療を行うにあたり様々な手技や概念があります。これらは疼痛緩和や筋緊張の調整、病的症状の改善など様々な効果を期待することが出来ますね。
私もいくつかは良くお世話になっております、、、
 
しかし、患者の治療を通してふと思うことがありました。
療法士による患者の治療は手技や概念だけなのか??
という疑念です。確かに、手技や概念は患者の治療を行っていくにあたり非常に変化を出せるものだと思います。
しかし患者が元気がない、うつ症状がある、不眠である、やる気が出ないなど、リハビリを行う以前に問題がある方も多くいるのが現状です。
 
ある日、ネットを見ているととても気になる本を見つけました。
この本は、私の今までの考え方を改めるきっかけとなった本ですのでご紹介させて致いただきます。それは、、、、、
 
『人はなぜ治るのか』 アンドルー・ワイル著 上野圭一訳
『命の輝き』ロバート・C・フルフォード&ジーン・ストーン著 上野圭一訳
です。※他にも関連著書はたくさん出版されています。
 
 
これらの本ではオステオパシーホメオパシー東洋医学など様々な代替医療を紹介していますがこれらの考え方について非常に感銘を受けました。
それは人間に初めから備わっている
自然治癒力『心が身体に与える影響』
といったことも踏まえて治療を紹介していることです。
 
 
過去の自分を振り返ってみると患者の機能面やADL面などにばかり注目してしまい、
療法士として与えることばかりを考えていました。しかし実際は与えることも必要ですが、患者の本来ある力を引き出すことも非常に重要だということに気付かされました。
 
私は療法士として経験はまだまだ浅いですが、機能面の治療で手技や概念を学んでいくのはもちろんのこと、患者の『心』や『生命力』に対してもお力添えができるように頑張っていきたいです。
 
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次回からはもっとシンプルに 記載できるように頑張ります(笑)
 

 

文責:今井智規
 
 
 
 

Act.4 “理学療法”に対する考え

 

はじめまして。

佐藤 大造(たいぞう)です。

理学療法士として働いています。

 

自己紹介として、理学療法に対する自分の考え方を

少し書かせていただきます。

 

理学療法とは?

理学療法とは病気、けが、高齢、障害などによって運動機能が低下した状態にある人々に対し、運動機能の維持・改善を目的に運動、温熱、電気、水、光線などの物理的手段を用いて行われる治療法です。

理学療法士及び作業療法士法」第2条には「身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう」と定義されています。

 ※日本理学療法士協会HPより引用

 

はい、こういうことです。笑

学生時代ぶりに定義を確認してみました。

 

よく“マッサージ“という言葉を嫌う人がいますが、

定義にはしっかり書かれています。

 

理学療法に対する考え

正直僕自身は理学療法にこだわりはありません。

“この人が良くなれば手技は何でもいい”

のかなと思っています。

 

患者さんからしても同じではないでしょうか?

「何でもいいから治ればいい」

「何でもいいから痛みが取れればいい」

という人がほとんどではないでしょうか?

 

それが投薬でも良いと思います。

それがメンタルケアでも良いと思います。

 

それが“◯◯療法”じゃなくても良いんだと思います。

 

“◯◯療法”で治療した!

確かにかっこいいかもしれませんが、

そんなことは患者さんにとってどうでもいいことです。

 

手技を学ぶなどの専門性はもちろん必要だと思いますが、

大事なのは、その患者・利用者に合わせた介入

をしているかどうか。

 

100人いれば100通りの介入方法があると思います。

その人の“個”をいかに理解するかが療法士として

大事なことではないかと考えています。

 

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理学療法士の可能性

理学療法名称独占であり、業務独占ではありません。

理学療法士でなくとも、

理学療法の業務を行うことができる”

ということです。

つまり、

看護師が関節可動域訓練

・医師が歩行訓練

・家族が筋力トレーニング

を行うことは、違法ではないということです。

(診療報酬上の算定はできませんが…)

 

そのため、「理学療法士はこうである!」というものを

言いきりにくい職業ではないでしょうか。

 

“病院でマッサージをする人”

と思われてしまっていることも現状です。

 

そんな悔しいことはありません。

 

もっとこの仕事を世の中に広めたい

もっとこの仕事の価値を高めたい

そう感じています。

 

理学療法士にはもっと色々な可能性があると思います。

 

その可能性の1つの予防”について次回書かせて頂きたいと思います。

 

まだまだ駆け出しです。

とりあえずゆっくりでもいいから足が止まらないよう

走り続けることが大事かなと思いますので、

僕もそこそこに気張ってやっていきます。

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文責:佐藤大

Act.3 「充実感」を求めて

はじめまして。愛知県内の回復期病院で理学療法士として働いています。

竹内理人(まさと)

と申します。

 

いきなりですが、今回は僕の座右の銘を紹介します。

 

それは、充実感です。

 

簡単に説明しますと、何事にもその先の「充実感」を求めてやっていきたい。そういった意味です。

 

一応しっかりとした意味をGoogleさんに聞いてみました。

 

充実感 [じゅうじつかん]

心が満たされている、満ち足りているという心情。遣り甲斐。

出典:Weblio辞書

 

 

…そういうことみたいです。

 

大学時代の親しい友達なんかには、よく充実感を得たいとか言っていました。

 

僕はロードバイクに乗る事が好きなのですが、ロードバイク好きの友達と一緒に作ったTシャツにも「充実感」を英訳した文字を入れたくらいです。それくらいこの言葉には思い入れがあります。

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仕事やスポーツなどでは、【結果がすべて】という言葉もあるほどで、する側がどうこうではなく出来上がった結果がすべてだなんてことを言われます。

 

例えば、ある理学療法士がたくさん勉強し、知識・技術を得て、それを駆使し患者様の治療にあたったとします。しかし患者様の主訴に対しての治療結果は得られませんでした。

 

このとき、理学療法士はたくさん勉強し知識・技術を身に付けたことに関して充実感を得ているかもしれません。

 

でも患者様から言わせてみれば、そんなことはどうでもいいですよね。お金を払って治療してもらったのに。結果が得られてないわけですから。

 

理学療法士のが勉強した過程ので得られた充実感や自己満足なんて関係なくて、お金が発生している以上は結果を出すことが必要ですよね。

 

では人生も結果が全てなのでしょうか。

 

結果がすべて?ホントに?

少なくとも自分の小中学校時代は、努力や過程を認めてもらえるような環境に身を置いていた気がします。

しかし高校→大学→社会人 と経ていくうちに徐々に結果しか見てもらえないような環境に移り替わってきました。

 

僕だけではなく、社会一般には結果が全てだという考えが蔓延している気がします。それが自分にも浸透してくると、人生も結果が全てだと感じるようになってきてしまいます。

 

「達成感」より「充実感」なワケ

 

 

結果を誰かと比較すると落ち込んでしまったり、結果が出ないことを恐れて新しく挑戦するということ自体が億劫になってしまったりしてしまいます。

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だから、やりきって目標やゴールを達成した時にしか得られない「達成感」を追い求めて物事を行っても、自分が幸せになれないと思います。

 

人生は仕事と違って最終ゴールがありません。最終ゴールがあるとしたらそれは息絶える時です。そのために人生に「達成感」を求めても、最期まで幸せになれないのではないでしょうか。

 

ああ、幸せな人生だったな。なんて死ぬ間際に考えられたらそれはいいことかもしれませんが、人生はいつ終わるかわかりませんし、死ぬ間際にそんなこと考えられるくらい意識がしっかりしている保証なんてありません。

 

だから、失敗したり結果がでなくてもいいから、物事を運んでいく中での過程で「充実感」を追い求めて生きていきたいと感じます。(※完全なる私見です。)

 

失敗はあくまで結果。努力が報われないことも多々あると思います。

努力はギャンブルです。努力は必ず報われるなんて嘘っぱちだと思っています。申し訳ないですが。

 

 

だからこそ、結果にこだわり過ぎず、物事のプロセスを楽しんだほうがいいし、「充実感を得るためにはどうするか」を考えて行動を起こしていきたいと思っています。

 

 

このブログも運営メンバーの充実感につながるようなブログになっていけばいいなと考えています。

 

まあ、何事も極端は良くないとも思っている ので、そこそこに気張ってやっていきます。

 

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 文責:竹内理人

 

Act.2 “悩む”より“考える”

はじめまして、

回復期病院で勤務しております理学療法士の河内です。

 

現在、本屋に足を運ぶと「思考法」「問題解決」について

書かれた本がたくさん目に映ります。

実際に手にとって目を通すこともよくあります。

多くの人が一度は関心を持つキーワードではないでしょうか。

 

理学療法を行う上で、

仕事上で何かしらの選択をする際に必要不可欠な考える力

今回は、その“考える”について触れていきます。

 

悩むより考える

これは最近読んだ本で述べられていました。

安宅和人.英治出版:イシューからはじめよ 「知的生産のシンプル本質」.2010年第1版第1刷発行)

 

悩む 「答えが出ない」という前提のもとに、考えるフリをすること。

考える「答えが出る」という前提のもとに、建設的に考えを組み立てること。

 

“悩む”ことは悪くないと思います。

しかし、

“考える”ことを“悩む”ことと勘違いしていると

答えが出せないまま貴重な時間を失っていく可能性があります 。

 

時間は平等に存在しており、

その価値の決定は、個人の使い方によります。

価値を高めるためにも

“悩む”よりも“考える”

を意識してみるのはどうでしょうか。

 

どのように意識する?

“言葉遣い”から意識してみてはどうでしょうか。

日本では昔から言霊(ことだま)というものが存在します。

簡単に表すと、「言霊」とは、声に出した言葉が現実に何かしらの影響を与えることですよね。

 

“悩む”を改め“考える”という言葉を意識して使ってみる。

 

言葉が変われば、心が変わる。

(有名な言葉にもありますよね^^)

 

また、仮説を十分に立ててから“考える”のも重要ですよね。

まだまだ奥が深い分野であり、一部の紹介となりました。

私見かつ抽象的な話ですが、本を基にこのような話もできればと考えております。

 

小さなことから変化(Change)を出していきましょう!!

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イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

 

 文責:河内浩希

 

Act.1 ブログ始めます

皆様、初めまして^^

理学療法を愛する5人でブログ"Action"を始めます!!

 

 

Actionの目標は...

"行動(Output)できる人間になる事"

 

 Actionとは?

グループ名は、皆さんご存知の下の言葉が由来です。

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コンサルティングを受けていた際に教えていただいた言葉で、

改めて意識するとその重要性がよくわかりました。

 

 

今セミナー講師として活躍されている先生方にお話を伺うと

 ・1年目から勉強会を企画して発表してきた

 ・毎日仕事後ファミレスでずっと解剖学の本を見ていた

というお話を伺います^^

 

すなわち

"努力し続けた" から "講師になれた"

と言えます。

 

先生方の今を見ると、"私には無理だ"と思うかもしれません。

 

しかし、進み続ければ道は続きます。

たとえ道が途切れても、道を探す事が大事です。

重要なのは"行動し続ける事"です‼︎

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 今後のAction

Actionでは月2回の勉強会を続けてきました。

よりOutputの機会を増やすためにブログを始めます‼︎

 

 

ブログでご提供するコンテンツは、

 ・Action Skype勉強会の報告

 ・メンバーが参加した勉強会の報告

 ・文献まとめ

 ・症例検討   などなど

 

皆様からの批判的吟味はもちろん、

一緒に行動するメンバーはいつでも募集です。

 

Action 始まります‼︎

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文責:杉浦将太